筋トレはなぜ複数セット行うか









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1セットだけの筋トレが効果が少ない理由

少ない回数で筋肉に負荷をかけるためには、重いものを持ち上げることになり、筋肉や関節の故障につながりやすくなります。そこで、一般的には10回程度繰り返すことのできる重さで筋トレを行うことになります。さて、このとき、本当に筋肉は効率的に発達する限界近くまで刺激を受けているのでしょうか。いえ、ほとんどの方は、限界のはるか前に運動をやめることになります。それは、回数を10回こなしたからとか、もうこれ以上持ち上げられなくなったからとか、その時、その人によって違うでしょうが、たとえもうこれで限界と感じても、筋肉はそれほどの負荷を感じていないことも多いのです。そこで、複数セットという方法が威力を発揮することになります。
1セット目である程度の筋肉、例えば40%の筋肉が疲労したとしましょう。残り6割は全く運動になっていません。このとき、2セット目を行うと、4割の筋肉は疲労であまり力をだせませんので、残りの6割が頑張ることになります。こうして、セット数を増やすと1セット目で参加していなかった筋肉が2セット目で活躍し、1、2セット目で活躍できなかった筋肉が3セット目で働いてという風に、筋肉の総力戦になるのです。 こうして、筋肉全体に刺激が届いて運動効果があがるのです。逆に言えば、1セットだけの筋トレはあまり効果がないともいえます。せっかくトレーニングするなら最低でも2セット、できれば3セット行いましょう。
中には、1セットでも十分な刺激を与えることができる人がいますが、それはあくまで上級者の話。初級、中級者は故障の心配も高まりますので、素直に複数セットのトレーニングを行いましょう。
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